ワーママ人事担当者が感じるワーママ採用のジレンマ

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タイトルに「人事ワーママ」とありつつ
人事ネタが皆無の本ブログですが、今日は人事ネタを。

 

 

 

採用もやっています

 

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私は人事関係の仕事をしていて採用もしています。

就活サイトを使う場合は運営会社と連絡を取ったり、

新卒採用の場合は説明会を企画・運営したり、

面接のセッティング、面接官をしたり、など。

 

最終的な採用の可否の決定権はもちろん役員にあるけど、

最終決定をする際には私の意見も聞いてもらえることも多いです。


最近会社で国家資格を持った人が必要になり、

中途採用の募集をかけました。

国家資格が必要とだけあって、なかなか大変でチャレンジングな仕事です。

そして、その仕事は海外出張が必須です。

 

 

応募者の中にワーママがいました

 

そしたら複数名の応募があり、

その中に、2歳の子どもを持つ30代の女性がいました。

 

私はこの人に小さい子どもがいるとわかった時点で、

すでに「あー、、」と心が痛くなっていました。

 

国家資格を持っているだけあって、

前職(20代の頃)の年収は、1,000万円

 

海外・国内出張もバリバリこなし、専門分野で活躍。

TOEICも高スコア。

 

その後結婚・出産を機に退職をし、

今は育児をしながらパートで働いている。

 

履歴書には、

「今は幼い子どもがいてフルタイム勤務は難しい。

でも御社の事業にとても魅力を感じている。

実家の助けも借りれるのでどうか検討してほしい。」

 

面接をする前から、複雑な気持ちでした。

 

聞かなきゃいけない質問

 

実際に面接で会ってみたら、

綺麗で人柄が良くて賢くて、素敵なひとでした。

 

んで、やっぱり面接中に

「出張は行けますか?」という話になります。

 

「2泊3日くらいならなんとか、、

 めっちゃ出張行きたいんですけど」と答える彼女。

今回募集の仕事は1週間くらいの海外出張が

定期的に発生するため、

「そうですよね~、、」と唸る私と上司。

 

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私も、今年2泊3日の海外出張に1回行きましたが、

曜日や夫の仕事の都合が奇跡的に合い行けたんであって

平日ワンオペ育児してる身としては1泊2日すら簡単には行けません。

 

【ワーママ】産後初めての海外出張が決まりました! - 人事ワーママライフ

 

 

 

ちなみに上司は

 

ちなみに、私の上司は50代妻子持ち。

妻は専業主婦で転勤を幾度となくこなし

出世をして役員まで上り詰めた「THE・サラリーマン」です。

 

超良い人で、家族の話もよくするし

子持ち時短勤務の私も同期に遅れを取らないよう

昇進させてくれたり、非常に良い上司です。

 

人事ワーママ、昇進が決まりました。 - 人事ワーママライフ

 

でも、家事育児は妻に丸投げしてきた世代なので

ワーママの気持ちなんか、わかるわけがない。

私はこの上司に育児や社会の男女格差の愚痴ってますが、

働き方改革」でよく言われる女性活用のように、

表面だけのアプローチという感じ。

当事者じゃないと、なかなか理解するのは難しいです。

 

私ですら、子どもを持つ前は

子持ちで働く女性の気持ちはわからなかったんだから、

どうがんばったってTHE・サラリーマンの彼にわかるわけないのです。


例えば、今回の面接で上司が言ったこと。

 

「そうですよね~、お子さんいらっしゃいますもんね。

 我々も女性には活躍して頂きたいと思ってますし、

 実際育児をしつつしっかり働いている社員(私)もいます。

 ただ今少子化ですし、女性には子どもを産んで育てることも

 して頂かないといけないし、仕事をして子どもと

 過ごす時間が減って将来後悔しても良くないし…。

 最近は男性でも育休取る方いますよね。

 当社はまだそういう制度はないんですよ。」

 

ワーママにとって突っ込みどころ満載のこの発言。

あえてひとつひとつ突っ込みませんが。苦笑。

「あちゃ~言ってしまった」と思いながら聞いていました。

男性の育休制度のところはさすがに後で突っ込んでおきましたが。

 

結局不採用に

 

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結局、彼女は1週間程度の定期的な出張は無理ですが

人柄やスキルは申し分ないので

私は「今回予定してた仕事はできないかもしれないけど、

国家資格を持った優秀な人なのでとりあえずはそれ以外の仕事を

あてがうことは難しいだろうか?

子どもが大きくなり、少し手が離れてきたら

出張が必要な業務もやってもらえるだろうし」

と上司に提案し、上司も「考えてみる」と言ったものの

結果的にダメでした。

 

いや~わかるよ。

うち、中小企業だし、社員を一人雇う人件費も大きな負担だし。

もともと予定してた仕事ができず他のことをやってもらうとなると

社内での調整も必要だし。

 

でも無理してでもこういうやる気があって優秀な女性を雇わないと

みんなどんどん世の中に幻滅してやる気がなくなってしまう、、

結果的にそれは社会の損失である。

 

でも社会の損失を防ぐために

いち中小企業で負担をかぶろう、と

決断してくれる役員(主にオジサン)は、世の中にそういない。

 

ファーストクラスでの出張や、豪華なレストランでの接待

年に数回控えれば捻出できるくらいの人件費だとしても。

 

せっかくワーママで人事の仕事をしているので、

若い子の参考モデルになったり

男も女もみんな働きやすいようにできたらいいな、と

思っていたので自分のできることのなさにガッカリ。

 


ということで、色々な思いが

ぐるぐるした今回の採用活動でした。。

 

 

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